数年前、年の初めにオーロラを見たくて、カナダへホームステイに行った。
共働きの小さな家でお迎えしてくれたのは、パパと息子の二人だけだった。
最終日の前夜、夜中になってママが帰ってきた。・・・が、
年末の激務で疲れ切ってたのか、お互いHELLOWと言って名前を名乗っただけで、愛想なく奥に引っ込んでしまった。
その後、4人で食事をしたのだが、俺の存在は完全に無視された状態・・・なんじゃこりゃ???つらいわ。
しかし、食後にちょっとしたプレゼントをしてあげるとママの態度が180度変化、あれこれ日本や個人的なことについて質問攻めを食らうようになった・・・何か気になる?
新品の筆と墨汁と取り出し、ホストファミリーの名前を漢字に置き換えて、それぞれ色紙に書いてあげただけなんだけど・・・オーマイガッ!グレイト!ワンダフォー!ファンタスティック!クール!・・・称賛の嵐
額が無いので、色紙をラップに包んで壁に飾ると言う・・・「ねぇ、どこがいいかしら?」
一番いい場所にある絵を退けて、ここに飾るとか言い出すし・・・「そこまでせんでも!」
僕に興味が出てきたのか質問攻めが深夜まで続き・・・今では一番の仲良し、東関東大震災の時は無事を気遣うメールもくれました。
ちょっと喜んでくれたらな・・軽い気持ちで準備してはいたんだけど、ここまで興味を示してもらえるとは、こっちがサプライズやったわ・・・「書道やっててよかったよ」と思った瞬間でした。
外国の人といるとき、日本人らしさを示ことで、一気に仲よくなれるような気がする。
「書道といえばHiromitsu」とか、「Hiromitsuと一緒だと日本がよくわかる」など存在価値を認めてくれてるみたいだ。
他人と同じことをやっても仲よくなれるし、違いをはっきりさせても仲よくなれるんだ。
自分のやり易い方法で友達を増やしていければいいですね。