創作までどんなことを学んでいくのか
ざっと書いてみました。
知らない言葉があるかと思いますが
こんなものがあるんだな~ぐらいの
ゆるい感じで見てください。
1.かな書の基本
①線
起筆・終筆、横・縦画、円運動、 結び、返し、当たりと反動
②連綿
連綿の方法 二字、三字、四字以上の連綿
線の太さ、長さ、角度 運筆の速度とリズム
③「平がな」と「変体がな」
仮名は表音文字です。
万葉がなのころは 現在の平仮名の元になった漢字
以外の漢字もたくさん使われていました。
これらから出来た仮名を「変体がな」といいます。
表現の幅を広げるために
「変体がな」を知っておきましょう。
2.古筆の研究
①線を知る
澄んだ線、重厚な線、鋭い線、激しい線・・・ 直筆と側筆
②色んな連綿
行の揺れ 文字の大小疎密
字間の間合い 行の響きあい
放ち書き
③散らし
行頭・行尾・行間の変化
行の長さ・傾き・疎密の変化
文字群の配置と空間のバランス
墨の潤渇、運筆の遅速の変化
3.大字かなへの挑戦
立つ姿勢で書く
側筆で多彩な線
変体がなの導入や
漢字行書の練習でボリューム感を
写真は古筆の中で私が最も好きな
寸松庵色紙の一枚
最後の一文字「志」だけで
全体を支えているのが秀逸