「連綿3」連綿の分類(テクニック編1)

これまでの連綿の分類は
上段文字の終筆と下段文字の起筆を

それぞれ何処で繋ぐかで
分類してきましたが

今度は視点をかえて
連綿の方法で分類してみよう。

①引落し連綿法:終筆を下の引き延ばした形で
        「し」に繋げる。

②結び落し連綿法:結びの回転のまま「し」に繋げる。

③反動連綿法:円運動の終筆をいったん止めて
       その反動で縦の起筆に繋げていく。

④省略連綿法:上下の文字の終筆と起筆を 省略して繋げる。

       これは下の文中の

       「③連綿のひと工夫3 :(上下の文字を重ねる。)」です。

それでは、文字の組み合わせが BCコースになってしまった場合の ひと工夫について書きますね。 ①連綿のひと工夫1 :文字の中...

⑤変形連綿法:上下の文字の両方または何れかを
       変形して繋げる。

⑥意連法(放ち書き):線が切れていても(連綿線なしでも)
           運動が続いている。

こうして文字で説明すると 難しそうに感じますが

例を見たら「な~んだ、そんなことか」 と思う簡単なことです。

「線のレッスン4」です。 「当たり」すっきりした仮名 を書くのに大変重要です。 起筆における逆筆を思い出してください。 ...
「線のレッスン5」です。 「返し」も「当たり」同様 古筆によく出てきます。 平がなの「み」を意識して 書いてみるとよいで...

などを思いだすと なんとなくイメージできるのでは?

ただ分類しているだけなので 覚えようとせず

「あら、そんなのがあるんだ」

ぐらいの感じでながめてくださいませ。 ⇒続く

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