「線のレッスン4」です。
「当たり」すっきりした仮名
を書くのに大変重要です。
起筆における逆筆を思い出してください。
「当たり」で、筆の弾力と反動を利用して
勢いのある美しい線を続けられます。
書き方のコツは、まず転折のところで
筆を一瞬グッと止めます。
筆先を突き立て、勢いよく筆先を返して
次へ続けます。大胆に回転しましょう。
穂先の弾力を生かし、「溜めたエネルギーを
一気に放つ」「弾き出す」イメージです。
力を入れるわけではなく
リズムに乗って巻き上げる感じです。
ここでも筆を立てておくと
書きやすいですね。
「当たり」の部分がうまくできると
穂先がS字になっています。
書いた文字全体がすっきりし
余白がより以上に美しくなっている
ことに気づくでしょう。
「当たり」そのものより
それに続く線が驚くほど
美しくなることが重要ですね。
美しい仮名を書くために
必ずマスターすべき技法だと思います。