写真の「の」の字は 古筆「高野切第一種」のもので
「直筆(ちょっくひつ)」で書かれています。
用筆という言葉だけだと、ちょっと小難しそうですが、
説明を見ると 「な~んだそんなことか」ですよ。
仮名の基礎となる書き方で 筆をほぼ垂直に立てて書きます。
筆をほぼ垂直に立てて書くと
筆先が360度どの方向にもスムーズに動きますね。
だから、綺麗な形の文字が書けるはずです。
「線のレッスン1」です。
仮名では、何をおいても
縦線が全ての基礎になります。
仮名は形が単純であるだけに
一つの線に対する...
での円運動を思い出してください。
筆をほぼ垂直に立てたときが 一番書きやすかったでしょう。
「直筆」で書くと 穂先が線の中ほどを通り
細くてスッキリした線になります。
仮名の基礎で必須だと思います。
PS:直筆の読み方
読み方は二つあって、三省堂 大辞林によれば
(1)じきひつ
直接自分で書くこと。また、書いたもの
(2)ちょくひつ
①事実を曲げずありのままに書きしるすこと ↔ 曲筆
②書画を書くとき、筆をまっすぐに立てて書くこと ↔ 側筆