「線」縦線と円運動

のレッスン1」です。

仮名では、何をおいても
縦線が全ての基礎になります。

仮名は形が単純であるだけに
一つの線に対する思いは強くなります。

潤滑、太い細い、スピード感など
常に変化が見られます。

膨らみのある豊かな線は
最も大切なものでしょう。

写真は筆の穂先が線の中央を通る
順筆(中鋒)という用筆で書かれています。

見た目からもわかるように
静かに筆が入り、少し膨らんだあと

スピードを増して抜けて行く
勢いよく泳ぐ魚を上から見た感じですね。

筆が入ったあと開いた手の内を閉じて
じわりと筆圧がかかると

加速しながら腕全体で筆を下に抜く

短くなるほど変化を出すのが難しく
なるけど、いつでも書けるのが目標です。

やわらかな曲線は、かなの美しさの一つ
円運動で息の長い線を書いてみましょう。

30回ぐらい回して、線の 太さと墨色が
同じように出来るように 書くスピード、
墨の粘り気、筆のおろし具合などを試してください。

物理的に考えればわかるのですが
曲線の場合は筆を垂直に立て

細く穂先だけを使ったほうが
書きやすいはずです。

その反対もどうなるのか
敢えて試してくださいね。

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