連綿の基本

かな書の美しさを生み出している一つである

連綿を書く基本的な方法は4種類あります。

メディアでもよく見る石飛博光先生が

上手く 纏められてたので掲載させていただきました。

先生は多くの書籍を執筆され

仮名漢字にこだわらず 書なら何でもこなす

スーパーマルチな書家です。

どういうわけだか 他人とは思えません。

私は、連綿を書いてゆくときには

脈絡が切れないよう注意しています。

書いてる途中で筆を止めるのは

転折のときで、当たり反動を活かして

それに続く線を一気に書くと

勢いのある文字群になるようです。

これは古筆臨書する中で

古筆と同じような線質を出すには

どうしたらよいか、色々試してみた結果

一番うまくいった書き方です。

古筆を観察すると上下の文字の関係性で

美しい バランスがよくわかります。

形だけでなく掠れ方などの線質

古筆と同じになるように書いてみることで

かな文字の書き方が身についてきます。

連綿は、リズム感をもって書くと

気持ちよく表現できますよ

連綿の基本の分類は 上下の文字の関係に
着目しています。

・上下の文字の中心線が どうなっているのか

 中心線が1本通っているのか
 平行にずれているのか
 方向が違うのか

・上下の文字の大小は どうなっているのか

 下の文字が小さいほうがおさまりが良い

基本の分類にはでてきませんが 文字の形にも
注目すると面白いです。

かな文字変体仮名を含めて)を図形に表すと

丸、正方形 縦ながの長方形、幅広の長方形

台形、横向きの台形、上下逆の台形…

上下どの形の文字の組み合わせ
ひとかたまりとして しっくりくるのか

ブロック遊びのようで面白いかも

連綿については、基本の4種類も含めて

当ブログで例を挙げて取り上げるので

お楽しみに

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