変体仮名37・いろは歌「さ」

現在の「平がな」の「」は 漢字の「」から出来たものです。

他によく使用されている「変体がな」は 「佐・散・斜・沙」などがあります。

それぞれ古筆でどんな風に 使われているか集めてみました。

番号順にフリガナを付けると

①「かりに」  「可利尓」

②「くらの」  「くらの」

③「きはの」  「支者の」

④「はる」  「波る

⑤「ましませ」  「まし万せ

前後の文字とのバランスを それぞれどのようにとっているのか

確認しながら見ておくと 創作のときに役立ちます。

文字の大小、間隔、傾き、線の太細、 形(縦長、横長、正方形)、行の揺れ

などの関係性を関連づけていくと 連綿の構成につながります。

こういうことはワザワザやらなくても 読み書きを繰り返せば、感覚として

自然にわかってくるものですが 理屈がわかってから練習すれば

マスターするまでのスピードが 圧倒的に速いです。

また、感覚的なものは、暫くやらずにいると 忘れてしまって分からなくなる恐れがあるが

理屈がわかっていれば、一度忘れても 直ぐにもとのレベルまで戻せます。

いずれにせよ大切なことは 「いかに楽しくやるか」です。

脳と時間は「いかに楽しく」に使ってください。 何度も言ってますが、受験勉強と同じです。

出典は、 ①②③高野切第一種

④高野切第三種 ⑤元永本古今集

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