変体仮名26・いろは歌「の」

現在の「平がな」の「」は 漢字の「」から出来たものです。

他によく使用されている「変体がな」は 「能・農・濃」などがあります。

それぞれ古筆でどんな風に 使われているか集めてみました。

番号順にフリガナを付けると

①「みよしゝ」  「みよしゝ」

②「きをか」  「支遠可

③「はる」  「者る

④「かたみに」  「可多み尓」

⑤「むめはな」  「無め者那」

⑥「ひとつあきに」  「ひと徒あき尓」

⑦「をとめす」  「をとめ春」

前後の文字とのバランスを それぞれどのようにとっているのか

確認しながら見ておくと 創作のときに役立ちます。

文字の大小、間隔、傾き、線の太細、 形(縦長、横長、正方形)、行の揺れ

などの関係性を関連づけていくと 連綿の構成につながります。

こういうことはワザワザやらなくても 読み書きを繰り返せば、感覚として

自然にわかってくるものですが 理屈がわかってから練習すれば

マスターするまでのスピードが 圧倒的に速いです。

また、感覚的なものは、暫くやらずにいると 忘れてしまって分からなくなる恐れがあるが

理屈がわかっていれば、一度忘れても 直ぐにもとのレベルまで戻せます。

いずれにせよ大切なことは 「いかに楽しくやるか」です。

脳と時間は「いかに楽しく」に使ってください。

何度も言ってますが、受験勉強と同じです。

出典は、 ①②③④⑤高野切第一種

⑥関戸本古今集 ⑦継色紙

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コメント

  1. SECRET: 0
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    初めまして、ニートです。だに頼まれるわけもなく、勝手にブログを読ませていただきました。私のはゆるいブログですが良かったら見て下さい。

  2. 河野博光 より:

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    >リサ ~ニート城を買う~さん
    勝手にブログ読んでいただいてありがとうございます。
    また、いつでも訪問お待ちしていますね。