「かな書を学ぶ」というと
何を学んだらいいか悩んでる人がいます。
家を建てる時でも 受験勉強でも
何かを成し遂げたい場合は
どれもやることはだいたい同じで
とてもシンプルです。
(1)目標と目的を考える。
(2)目標達成のために必要なことを明確にする。
(3)無理なく実行できるように計画する。
(時間配分のこと)
(4)計画どおり実行する。
大切なのは、
最初に達成までの全体計画を立てること
そして計画に無理がないこと
あとは計画どおり実行するだけです。
今回の場合は、これです。
(1)目標と目的
目的は、綺麗な文字を書きたい。
目標は、展覧会用にかな書を書く。
(2)目標達成のために必要なこと
かな書の作品を作るのに
何が必要か考えてみましょう。
①作品の完成形を頭の中で描けること
頭の中に全く何もないのに
人に伝えることはできません。
頭の中で色々思い描けるようになるには
優れた作品を数多く鑑賞することです。
頭の中にインプットされた データが多いほど
アウトプットの組み合わせが多くなり
表現が多彩になるからです。
漠然と観ているだけでは意味がないです。
文字の配置、構成はどうなっているか?
墨つぎや渇筆の位置はどうなっているか?
自分が気に入ったところは
どの部分で、どうなっているのか?
研究者になったつもりで見てください。
全体を見てから細部まで
見ていくのがいいと思います。
「森を見て、木を見る」です。
<長いので、何を学ぶか2へ続く>