変体仮名8・いろは歌「ち」

現在の「平がな」の「」は 漢字の「」から出来たものです。

他によく使用されている「変体かな」は 「地・遅・千」などがあります。

それぞれ古筆でどんな風に 使われているか集めてみました。

番号順にフリガナを付けると

①「ふはら」  「不はら」

②「もつき」  「茂つ支」

③「るてふ」  「るてふ」

④「もみば」  「毛みは」

⑤「に」  「耳」

前後の文字とのバランスを それぞれどのようにとっているのか

確認しながら見ておくと 創作のときに役立ちます。

文字の大小、間隔、傾き、線の太細、 形(縦長、横長、正方形)、行の揺れ

などの関係性を関連づけていくと 連綿の構成につながります。

こういうことはワザワザやらなくても 読み書きを繰り返せば、感覚として

自然にわかってくるものですが 理屈がわかってから練習すれば

マスターするまでのスピードが 圧倒的に速いです。

また、感覚的なものは、暫くやらずにいると 忘れてしまって分からなくなる恐れがあるが

理屈がわかっていれば、一度忘れても 直ぐにもとのレベルまで戻せます。

いずれにせよ大切なことは 「いかに楽しくやるか」です。

脳と時間は「いかに楽しく」に使ってください。

何度も言ってますが、受験勉強と同じです。

出典は、 ①③高野切第一種 ②深窓秘抄

④関戸本古今集 ⑤元永本古今集

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コメント

  1. SECRET: 0
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    主婦ブログをやっております洋子です。表現のしかたが私と違って、ブログを書くときの参考になりました。主婦の貧乏脱出日記にも見に来てくれると嬉しいです。

  2. 河野博光 より:

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    >洋子☆主婦の貧乏脱出物語☆さん
    メッセージありがとうございます。
    ゆったりと行間を空けて余裕をもって読めるブログですね。
    僕のは速く読めるのではとコンパクトに詰めた感じですが・・・
    参考にさせていただきますね。