変体仮名21・いろは歌「な」

現在の「平がな」の「な」は 漢字の「奈」から出来たものです。

他によく使用されている「変体がな」は 「那・難」などがあります。

それぞれ古筆でどんな風に 使われているか集めてみました。

番号順にフリガナを付けると

①「ひし」  「飛之」

②「あだりと」  「あた利と」

③「る」  「る」

④「るしのりも」  「類し能利も

⑤「はみる」  「半美る」

⑥「るま」  「流万」

前後の文字とのバランスを それぞれどのようにとっているのか

確認しながら見ておくと 創作のときに役立ちます。

文字の大小、間隔、傾き、線の太細、 形(縦長、横長、正方形)、行の揺れ

などの関係性を関連づけていくと 連綿の構成につながります。

こういうことはワザワザやらなくても 読み書きを繰り返せば、感覚として

自然にわかってくるものですが 理屈がわかってから練習すれば

マスターするまでのスピードが 圧倒的に速いです。

また、感覚的なものは、暫くやらずにいると 忘れてしまって分からなくなる恐れがあるが

理屈がわかっていれば、一度忘れても 直ぐにもとのレベルまで戻せます。

いずれにせよ大切なことは 「いかに楽しくやるか」です。

脳と時間は「いかに楽しく」に使ってください。 何度も言ってますが、受験勉強と同じです。

出典は、 ①高野切第三種

②③④高野切第一種 ⑤⑥深窓秘抄

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コメント

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    こんにちは!ブロブ楽しく読ませて頂きました。人のブログを見ると考えさせられます!! ありがとうございます!これも何かの縁だと思います?よかったら仲良くしてください((。・ω・)ノ゙

  2. 河野博光 より:

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    >きさ☆51ヶ国訪問中さん
    コメントありがとうございます。
    何度でも来てくださいね。
    よろしくです。