1.書く姿勢はどうすればよい?(その2)

書道歴40年!外務大臣賞を受賞した師範が教える書道教室-takuhenn

 

それでは、『姿勢を崩して書くとどうなってしまうのか』について考えましょう。

机の上に紙を敷いて、

左斜め下から覗き込んだ状態のまま図形[四角形□、まる○]を描いてみましょう。

背筋を伸ばした姿勢に戻してみてみると・・・あれっ!

 

四角形□⇒歪んだ菱形◇

まる○⇒歪んだ楕円O

 

予想通り、図形が歪んでますよね。

 

ということは、

 

左斜め下から覗き込んだ状態で、綺麗な図形[四角形□、まる○]を描こうとするなら

この逆の図形をイメージして描く必要があることがわかりますね。

⇒これって不可能ですよね。まして、単純な図形でなく『文字』なんて☆

 

そして

 

書いてる途中で姿勢が崩れた場合も、目線がこの状態に陥っているので

上手く書けなくなるのは、当たり前となるのです。

 

 

次に『書く動作』という観点から考えると

ずばり

②『書きやすい姿勢で書く』

手足・頭・胴がフラフラ・ギクシャクしないってことです。

 

 

では、今日の話を纏めると

『綺麗な字を書く姿勢』とは、

①『少し離れた正面から紙全体を見る』

②『書きやすい姿勢で書く』

の両方を程よく満たす姿勢であり、

『背筋を伸ばした姿勢』となります。

 

 

 

 

②については、別の機会に述べることにします。

◎筆のどこを持つか?

◎肘の位置

などです。

 

また、今日のようなテクニックの話は

文字だけだと分かりにくいので

動画を撮って「めるまが」で解説することにします。

ではまた

 

 

  

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