1.書く姿勢はどうすればよい?

「書くときは、どんな姿勢がいいですか?」

と聞かれれば、私はこう答えます。

背筋を伸ばした姿勢がいいでしょう。」

すると、あなたは、こう言うでしょう。

「な~んだ、知ってるよ。当たり前じゃんそんなの!」



今度は、私があなたに質問します。

「その姿勢を、当たり前にできていますか?」

「・・・・・・。」



書道入門書をみると、大抵、写真付で載ってるので誰でも知ってるはずです。

でも、できてるかどうかは自信がない。

わかりますよ・・・その気持ち。私もそうでしたから(笑)

漠然とわかってるけど、理屈がわかってないので

「まっ、いいか」となっちっやうんですよね。



では、『綺麗な字を書く姿勢』について述べていくので、

場面々々を映像にイメージしながら読んでいって下さいね。




これ読んでる人って『綺麗な字を書きたい人』だと思うんだけども・・・

←意味を変えないで別の言葉で言い換えてみましょう。



『自分の書いた字を、誰かに綺麗だと思ってほしい。』

あるいは、『自分の書いた字を、綺麗だと感じたい。』

←これって、どんなときだと思いますか?



そう、『他人や自分が、字を見たとき』なんです。

ということは、『綺麗な字を書く』をこう言い換えることができますね。

『○○が、字を見たときに綺麗だと感じるような字を書く』



なんだか、禅問答のようになってきましたね。

それでは、まず『字を見る』という観点から話を先へ進めましょう。



『字を見る』時ってどんな姿勢でしょう。

書道の展覧会に行ったことありますか?

立ち止まって観てる人は、こんな感じだと思います。

⇒作品の正面に少し離れて立って作品全体を観ている。


書道歴40年!外務大臣賞を受賞した師範が教える書道教室-展覧会




手紙を貰った時は、どうでしょうか?

⇒手紙を机の上に置くか、軽く伸ばした手に持って、正面から全体を見る。


纏めると

①『少し離れた正面から紙全体を見る』

この状態で、イメージしたとおりの綺麗な字を書ければ、『綺麗な字が書けた』となります。



<続く>


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